2回戦第3局 沖縄大会
対
2回戦の第3局沖縄大会は、趙治勲NECカップ選手権者に中部の彦坂直人九段が挑んだ。第19期、20期と連覇している趙にとって3連覇に向けて大事な緒戦であったが、巧みに打ち回して準決勝へ駒を進めた。
黒番の彦坂は黒27から29と二間にトンで下辺を目一杯広げたが、黒27では「55のケイマぐらいだったか」と彦坂。白32の殴り込みは当然であるが、この後黒53から出切ったのは彦坂の勢いの乗り過ぎ。黒53では62の単ノビでじっくり攻めを見たかった。しかし趙も白72ヒキが後悔の一手で、ここは白80のブツカリだった。このため黒75、77がサバキの筋となった。
白90は省けない。これがないと黒a白90黒b白c黒dと隅を食い荒らされる。黒93ツケに対し白94と三々に入って治まってしまうのが好判断だった。第2譜に入って、白8と臨んだのに対し彦坂の黒9、11は必死のところ。しかし趙は白10、12と一歩一歩の運びで十分と見ている。黒49のアテが決定的な敗着となった。49では50のツギが最強の頑張りだった。
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