1回戦第5局 札幌大会
対
1回戦の第5局は、毎年恒例の札幌大会。本因坊位を初防衛の王銘エン本因坊対碁聖を奪還したばかりの小林光一碁聖という好調同士の顔合わせに、「札幌市民会館」にはいつもながら1300人という多数のファンが足を運んでくれた。
黒番の王本因坊は黒3,7と大胆な構えで会場を沸かせる。黒25のケイマに手を抜き白26に先行したのは小林碁聖のバランス感覚。対する王の黒27から29の切りとは凝った打ち方、と解説の依田紀基名人。白48はいいタイミングの打ち込みで白58まで生き形だが、常に黒a白b黒cのコウ狙いが脅威である。
下辺で黒89に白90と反発し、思わぬ事件が起きたが、黒としては大歓迎。乗るか反るかの大混戦に突入した。第2譜に入って白が46と切って右方の白一団を捨てて左方の黒の大石を殺しに行ったのが運命の分かれ道だった。小林は白46では47とアテ黒aに白bと運んでいるべきだった、と悔やんだ。小林は左辺の黒大石は殺せると踏んでいたが、王が巧みにシノいで2回戦に駒を進めた。
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